某書評を見て買ってみました。

それでも町は廻っている 1 (ヤングキングコミックス)

それでも町は廻っている 1 (ヤングキングコミックス)

メイド喫茶マンガだそうで。
とはいえ、既に書評を見ていますからこのマンガが「萌え萌え」なメイド喫茶の話しだ、という期待では買いませんでしたし、読んでみて事実いわゆる「萌えマンガ」ではありません。
画力や絵柄なんですけれど、厭味がなくまたしっかりとした技術を持った漫画家さんデスね。どこかプロの漫画家さんのアシスタントにそれなりの年月ついていたのではないか、と思わせる安定した絵です。
個人的な見立てでは浦沢直樹貞本義行についていたのではないか、という感じがします。とか言ってますけど、ぼくそんなにマンガを広くも深くも読んでないので間違ってても指差して「このキモオタ野郎、お前のきたならしい液で汚れた抱き枕カバーでも手洗いしてろ」とか言っていじめないで下さい。泣いてしまいます。(ょぅι゙ょについてはその限りではない)
なんか中年系や老人系、キモい系の人物は浦沢っぽい顔で高校生たちは貞元的な印象があります。主人公(嵐山歩鳥)の担任の数学教師はヒカルの碁に出てくる塔矢アキラの兄弟子に当たるイケメンプロ棋士(名前忘れた)っぽいデスよね。
まあ、内容的には実際のところメイド喫茶はあまり関係ないですね。普通の高校生の青春日記がコメディ的に描かれていく佳作です。なかなかフツーに楽しいマンガですよ。
ぜひこんなカンジでしばらく続けてもらいたいものです。