よつばと!5巻を読んだ。

よつばと! (5) (電撃コミックス (C102-5))

よつばと! (5) (電撃コミックス (C102-5))

あいかわらず、あずまきよひこは素晴らしい。
全体的に素晴らしすぎて何も云うことがないくらいだ。
ああそうそう「ヤンダ」が出てきましたね。ヤンダっていうくらいだから「山田」なんだと思っていたら「安田」でしたね。ていうかイケメンでしたね。
きっとよつばのとーちゃんとジャンボとヤンダは大学のゼミかサークルの仲間だったんでしょうね。
ヤンダにはぼくはどこか共感するところがあります。
ぼくにはこの4月から小学校に上がった甥っ子とその下に1〜2歳の姪っ子がいます。
まあ姪っ子はまだ喋れないから置いといて、ぼくは甥っ子なるべく対等のような遊びをしています。まあ、ムシキングとかムゲンバインとかそういうのでは遊べませんけど、公園で遊ぶ時とかたとえば、かけっことかそういうのでほとんど手加減をせず「わーい俺の勝ち〜、○○○(甥)の負けー!」とか言ったり他の遊びやなにやらでも「ふん、お前にはまだまだできんだろう」とか勝ち誇ったり、自分用に買ったお菓子を見せびらかした上譲らなかったり。
もちろん、大人として対処すべきところはそうしますが、できるだけある意味の同レベル、つまり対等な関係で甥っ子とは遊んでいたいのです。
ま、これは親ではなく伯父だからできることです。
話がそれましたが、ヤンダの回の最後のコマはすごかったですね。
よつばの
「にどとくんな!」
という台詞とあの表情!
そういえば、今までよつばと!は基本的に一話=一日だったのに33話と34話で日をまたぎましたね。いえ、32話から33話もすこし日をまたいでいるんですが、まともに一日を2話かけてやるのは今回が初めてでは(追記:aaaさんのコメント欄の指摘によれば、過去にも一日が話をまたぐことがあったようです)。いえ、ろくに調べてもいませんから断言は出来ませんけれど。(だいたい一話=一日説の根拠だって、ユリイカ2006年1月号のあずまきよひこインタビューでの伊藤剛さんの指摘を鵜呑みにしてのものだ)
ああそうそう、伊藤剛さんで思い出したけど、伊藤さん(id:goito-mineral)のはてなダイアリーで過去によつばと!のレビューがあったんですよね。それが印象的でした。
このレビューは先述のあずまきよひこインタビューなどに連なるよつばと!読解のプロトタイプ的な文章も見受けられるものです。ただ、レビューの最後に書かれた「よつばは、無敵だ。そして、オレは、無力だ」という言葉は、いささかナイーブ過ぎるようぼくは感じました。ぼくがただお気楽に読んでいるに過ぎないかもしれないのですが。
・・・・・・ああ、あと、やっぱぼくも昔から思ってたけど、白鳥座は、全然白鳥に見えねーよ。ねえ。