河合隼雄さん死去

臨床心理学者の河合隼雄先生がなくなりましたね。
河合先生の本は若い頃にちょこっと読んだくらいですし、あんま内容も覚えてませんが。
でも、ユング心理学と聞くとやっぱちょっとアレな印象を持ってしまうわけですが、しかし臨床の技法としてユング学派がきちんと生き残っているわけですし、ということは臨床に即して洗練されたそれなりに有用なものとしてユング学派はあるわけでしょう。いえ、あくまで想像でしかありませんけどw
また、そういう風に思うのは、内容をろくすっぽ覚えてないにも関わらず、河合先生の著作を読んだ「印象」としてトンデモ性はさほど感じなかったし、むしろ治療的妥当性とかそういったものはあった気がするわけです。
なんていうか、宮台真司とかがやりがちな「気づき体験」よりも、いい意味でユルくやっていくようなこころのあり方の寛容さを重視してたような気がします。もう一度本読んだら意見が変わるかもしれませんがw
やっぱぼくは心理学よりも精神医学のほうに興味があったんで。
話が予定調和的に脱線しましたが、ともかく御冥福をお祈りいたします。