おたく神経ホスピス

13日の日曜かなあ。もしかするとさらに一週間遡るかもしれないけれど、毎日新聞斎藤環が文章書いてましたね。
憲法改正問題関係の連載で様々な識者に書いてもらうみたいな記事です。
まあ斎藤環らしい文章でした。
まずサブカルチャーから始まって、最後にはラカンなどの精神分析で終わる、という。
見出しのコピーは「私的欲望としての9条」「『後ろめたさ』こそ倫理だ」。
いつも斎藤環の文章を読んでいる人間からしてみればわかる話でしたけど、斎藤環の名前を知らずたまたま読んだ人にはちょっと分かりづらいんじゃないか? と感じる文章でした。言い回しが独特だし、精神分析のある程度の知識がインストールされている人じゃないと理解・・・・・・少なくとも得心できるようなものではなかったと思う。
この文章を読んでも啓蒙される人も説得される人もいないんじゃないかなあ。
まあ斎藤自身、説得しようとも啓蒙しようとも思ってはいないと思うけど。


ところでいつかは「おたく神経サナトリウム」まとめて本にしてくださいね。
時事性の強い連載を単行本にしても売れるとも思わないけど。