電脳コイル

確か、ぼくが東京近郊に住んでいた頃、池袋のパルコブックセンターで「アニメスタイル」を買ったのが、ぼくの中での作画オタの始まりかな。いえ、作画オタって言っても実際に作画オタ的な行動はしたことありませんが。見る目もありませんしね。しかし、アニメスタイルが発行されたのって、四捨五入したら十年前になってしまいますね。結局アニメスタイルは2号までしか作られなくて続刊を期待していたぼくはガッカリしたものですけれど。結局アニメスタイルはwebに移って今に至るわけです。
ところでアニメスタイルを見るまではオタクではあってもアニメーションの技術的なことはよく分かってませんでした。アニメーターや演出家とかの製作スタッフの名前はエヴァに関係する人たちとかの限られた範囲でしか認識してませんでしたし。
まあ、そんなこんなで、アニメスタイルにおいて井上俊之の名前を知ったりした訳です。
その号で磯光雄の名前も知りました。
んで、その磯さんの初監督作でキャラクターデザインに本田雄、チーフアニメーターに本田雄井上俊之ということで「ヴォースゲー!」と思ってしっかり録画&リアルタイム視聴です。


いやあ、面白かったと思います。
まだ世界観とかはよくわからなかった部分もありますけれど、主人公の視点に立った演出ですし、それに不快感はありませんでした。
というかやっぱアニメーションとしては凄いですね。動き良かった。うねうねぬめぬめした動きではなく、量感がありつつざっくりしているといいますか。
あとデザインがいいデスね。デンスケとかオヤジとか。いや、オヤジはちょっとキモかったけどw
デンスケのフォルムもアニメならではですし、オヤジは実写映画にCGで入れたとしても単にキモいだけでしょう。
要するに電脳コイルっていう作品は「アニメ」でしかできないことをやろうとしてたと思います。
そういう意味では「純アニメ」だと思います。
まだ一話しか放映されてませんが期待のできるアニメです。
一話見逃した方は、次回の前日、金曜に(午前中だったっけな?)再放送されるらしいので、それをチェックです!