2006年を振り返って。

そういえばですけれども、結局書いていなかったのが「ひぐらしのなく頃に」と「ひぐらしのなく頃に解」についてですね。
これは本当に傑作だったと思う。
今年は春に桜坂洋の「All You Need Is Kill (スーパーダッシュ文庫)」(出版は2004年12月ですけれども)を読んで、夏に細田守の「時をかける少女」を見て、秋に「ひぐらしのなく頃に解」をやったっていうのはね、なんていうか、感慨深いものでしたよ。
ひさびさに、オタクやってて良かったな。と思いましたよ。
特に、ひぐらしは突出していた。
ひぐらしはプロフェッショナルじゃないじゃないですか。竜騎士07氏は。
ファウスト vol.5における竜騎士07氏へのインタビューを読んでいても、小説読み、活字読みではないとおっしゃっているわけです。にも関わらずあそこまで読ませてしまう文体と、勢い、そしてリアリティ乃至は説得力。いえ、実際色々資料などを調べたと思しき記述もたくさんあって、決して怠惰な書き手ではないだろうことは読み取れます。しかしやはり正統的な「小説家」や「文筆家」とは異なるところから出てきて、圧倒的な力で我々を殴り倒していきます。本当になんなんでしょうかね。
そんな妙な場所であるからこそ、ぼくはオタクというコミュニティだか文化だかわけのわからない何かを愛さずにはいられないんですが。うーん、いや愛しているわけではないか。愛するも何もオタクとして生きざるを得なくて、オタクという何かの一部に取り込まれて生きているのだから。まあそこに自己愛は発生するものであるからには、愛していないこともやはりありえないわけですが。
いやそんな話はよろしい。
竜騎士07氏は、よくこんなものを書ききったよ。よくもまあ裏切らせずに書ききりやがりましたですぅー。
この歳まで生きていてよかった、と思えることのひとつですなあ。


話は変わりまして、アニメです。
アニメで今年良かったのはやはり「涼宮ハルヒの憂鬱」「桜蘭高校ホスト部」の二つです。
ごく単純に、出来のいいアニメは最高、と思わせてくれました。
録画失敗した翌日は仕事やる気がしなかったものです。
ハルヒは小説版を読み直そうかと思わせてくれさえしましたからね。
いやだって、みんな鶴屋さんに萌えてるのに、ぼくだけ萌えどころが分からなかったらいやにょろ。
涼宮ハルヒ藤岡ハルヒの2トップは世界最強!


あと、ぼく的に変わったことといえばwebラジオを聴くようになったこと。
まあ、まだ声優はよく分からないですから、この分野もこれからですけどね。

あと、マンガはToLOVEる―とらぶる―最高ということで。
2006歳後の更新としてはショボくはありますが締めさせて頂きます。
本年はどうもありがとうございました。