よつばと!6巻 を読んだ。

よつばと! (6) (電撃コミックス)

よつばと! (6) (電撃コミックス)

全体的には、今までよりまったり感が強い巻だった気がします。
自転車がある意味メインでしたね。
子供にとって自転車は非常に重要なアイテムのひとつで、乗れるようになると世界が一変しますしね。
自転車屋のおじさん(というほど老けてはいないけど)のひげもじゃもいいキャラでしたね。よつばがサドルを引っこ抜いてしまうあたりは非常にいいデスよね。
個人的にこの巻でよかったと思うのは、風香の高校まで行ってしまったよつばをげんこつで叱るとーちゃんですかね。僕は結構とーちゃんはよつばに甘いところもあるなあ、と思っていたので、ああいう風にしっかり怒るのは大事なことだと思うのです。
ああそういえば、風香が実は(たぶん生徒会の)副会長だったという事実が判明しましたね。夏休みの宿題もきちんとやってるし、実はかなり出来るいい子? まあ、綾瀬母も風香に対して「あんたを産んでよかったわ」とか言ってましたから、できた娘さんなのかもしれません。
あと自転車免許制度(架空)はいいデスね。ああいういい嘘でよつばを納得させるのは楽しげでいいデス。
あと、自転車で言えば虎子の自転車が折りたたみで、物語上よつばをビックリさせたりとかお話を広げるために出したと思うんだけれど、一方で、やはりあずまきよひこの男性的でオタクな側面があらわれたところであるとも言えるなあと感じた。よつばと!作中に出てくる車とか機械類って、実在のものか少なくともモデルがあるものばっかりで、例えば車なんかはルノーとかの輸入車を好んで出したりしているし、今回の虎子の折りたたみ式自転車も詳しい人が見れば、どこのメーカーのなんという自転車(あるいはそれをモデルにしたもの)だといえるようなものでしょう。やっぱ基本的には男の子回路でできた漫画ですよね。まあよつば自体が男の子みたいなもんですし。
あと今回ジャンボでねーなー、と思ったら、最後にちゃんと出てきて安心しました。ついでのようにヤンダも出ましたね。ドリルを人に向けてはいけません。
しかしジャンボはアウトドアだったりものつくったり、男の子ですなあ。
さてこれから秋ですけれど、どうなっていくんでしょうかね。