マリア様がみてる 大きな扉 小さな鍵 を読んだ。

そういえば、この巻の感想上げてないなあ、ということで、新刊出る前に感想を上げておこうと、そういうわけでございます。
この巻はなんといいましても、85頁の志摩子さんデスよ。
「ただ、乃梨子の隠したカードを探したかっただけで」
志摩子さんが凄まじく萌えます。
87頁の挿絵もいやらしいまでの白薔薇姉妹のラブラブっぷり、百合っぷりが萌えます。
あいかし、本当に由乃さんのキャラがとにかくわがまま娘になってますなあ。なんかキャラが暴走してませんか? 今野先生が由乃さんをコントロールし切れてないのでは? と心配になってしまいます。あるいは、今野先生は読者視点を祐巳偏重から由乃さんとの二重体勢、あるいは乃梨子との三重体勢にしようとしているのでしょうか。
そしてサプライズがありましたね。143ページの瞳子が、
「お兄様、おしっこ!」
今野先生どういう意図でいらっしゃいますか。そしてこれを通した編集者も。
んで、瞳子のお話が続きますなあ。出生のお話やらなにやらでお馬鹿な瞳子が突っ走ります。まあここまできたらネタを小出しにするんじゃなくて、これくらいバーッとやってくれたほうがいいデスね。
今回はあとがきにも書いてあるように、祐巳視点の文章がなくちょっぴり不思議な手触りの巻でした。
もう新刊発売ですが、祐巳瞳子問題は決着するのでしょうか。