涼宮ハルヒの憂鬱 最終話 涼宮ハルヒの憂鬱Ⅳ

見た。
うーん。
素晴らしいアニメだと思います。非常にハイクオリティなアニメです。
ですが、個人的には・・・・・・作画でちょっとリテイクを出したいところがあるかな、と。
コンテはほぼ大体いいと思います。非常に努力が見られるコンテだと思います。考えて作ったな、と。OPとEDをなくしてまで限界ギリギリに作りこんだのはいいと思います。そもそも二十数分のあいだにあのエピソードをパッケージングすること自体が非常に困難なことですからね。様々な制約の中で非常にいい仕事をしたと思います。それがゆえに、個人的にはもっと出来たんじゃないか? と思ったりしました。というか、単純に京都アニメーションのポテンシャルからいえば出来たと今でも思っています。もちろん制作進行など様々な面での限界ギリギリで出来た結果が今回のものだったのだろうとは思います。だからこれ以上など求めるのは酷だと。
他にも実は疑問点(作画ではなく)はあります。閉鎖空間の中で校庭をハルヒの手を引っ張って走っているシーンで、なぜキョンが笑いながら喋っているのか分からなかった。その理由を推測はできるけど、それが妥当だとは思えない、と言った方がいいか。とにかくもっと切迫した感じのシーンのような気がする。
あとクラシックが流れる演出はなんかベタだなあ、とちょっと思ったりはした。あんまりベタなのはこの作品には合わないんじゃないかと思う。
まあとにかく、それでも見てて楽しめる作品っていうのは本当に数少ないデス。その意味で涼宮ハルヒの憂鬱は及第点どころか合格点を遥かに越えるTVアニメーションシリーズでした。スタッフの方々にはご苦労様とありがとうを言いたい。