まんたんブロード

まんたんブロード2006年4月号 vol.23貰ってきました。
特に今回は「特集 10年目のエヴァンゲリオン」ということだったので逃すまい、と思っていまして。とか言いながら何度か街に出た際に持ってくるのを忘れて、結局わざわざまんたんブロードを取りにだけ街に車を走らせました(それだけじゃ悔しいしもったいないので買い物も強引にしましたw)。
また、エヴァ特集に加え映画版デスノートの記事や押井守インタビュー記事に表紙がひびき玲音(!)ですよ。これはもう持ってかなきゃ損じゃないですか。
エヴァンゲリオン特集で面白かったのがエウレカセブンの監督京田知己氏の言葉ですね。(以下抜粋引用)

焼畑だったと誰かが言ってたけど、エヴァンゲリオンがアニメ業界に「残してくれたもの」なんて何も無い。セルアニメの可能性を全部使い切ってしまっていて、後に続くものとしては非常に迷惑な存在だ。

これは思わず笑ってしまった。確かにそうなんだろうなあ、と思う。
だって、確かにアレはそういうアニメだった。
素人目からしても、アニメの何もかもがつぎ込まれていた。アニメじゃないものまでアニメにして。
アレが・・・・・・新世紀エヴァンゲリオンという作品が、水曜の午後6:30に無料で地上波で日本全国(テレ東の映る限りでのだが)に放送されていた、という事実がすごい。
アレが無料で、ですよ。
TVってのはすごい。そう、庵野秀明エヴァをTV(地上波)アニメでやることにこだわっていた。


滝本竜彦の「俺が一番エヴァを理解している」じゃないけど、僕も「エヴァっていう作品は僕のためにできたような作品」だと当時思っていたし、今でも密かに思っている。
ところで、10年前に能登麻美子がいたら、綾波レイに林原ではなく能登を使うという選択肢もあった、というか使って欲しいと思った。成功するかどうかは分からないが、一度能登の声で綾波レイを聞いてみたい(僕は当時の、林原めぐみの演技を礼賛する多くの声には違和感を感じていたのだ)。


まんたんブロードに話を戻しますが、エウレカの京田監督と同じ欄に中村一義のコメントが載ってまして・・・・・・なんかちょっと違うんじゃないか(笑)とか思ったり。同時期にちょっと共通点のある作品をリリースしただけで、中村一義の作品にはエヴァはあんま関係ないと思うんだが。いや、同時期に共通点のある作品を出したっていうのは、単純な影響関係じゃなくても「意味」はあるっていうのは分かるけどね。もちろんまんたんの編集者はそれを分かった上で中村に訊いたんだと思うけど。
ま、ぼくもエヴァQuick Japanを知って、Quick Japan中村一義を知った人間ですから、なんともアレです。


あと、まんたんブロードの最後のページ・・・・・・天広直人氏による「ふんじゃかじゃん」なんですけど・・・・・・。えー、いえ、毎回毎回ちゃんと見てるわけじゃありませんから公正な判断とはいえないかも、とも付け加えておきますが。
どこが面白いのか分かりません。
でも、なんか、12回も続いてます。支持層はどこらへんなのでしょうか。
ほら、僕も「お兄ちゃん」じゃないですか。ですから天広直人氏には多大なる感謝と尊敬の念を抱いているわけですよ。
ですが、ちょっと、これは・・・・・・。
だれか、「ふんじゃかじゃん」の正しい(且つポジティブな)鑑賞法を教えてください。