溜まってる

忙しくて見れなくて溜まってた涼宮ハルヒの憂鬱(アニメ)を見た。
今日見ないと、今日の深夜分溜まって悪循環に陥るもので。
二週分見たんだけど、先週分の限って感想を。
色々演出が凝ってましたね。今回。いえ、毎回凝ってますけど。
あのみくるのお着替えシーンの倫理的(笑)演出で使われていた本棚に、なんか阿部和重のグランド・フィナーレの単行本がおいてありましたね。ちょっとウケました。そういえば、すっかりグランド・フィナーレについて書くの忘れてたなあ。時機を逸していまさら感が漂うし。まあでも、いづれ書こうと思います、グランド・フィナーレについての書評というか感想。芥川賞の選評についてを含めたかたちで。
箱トラックが画面手前から奥に抜けてく作画とかもありましたね。何でこんな面倒くさそうな、しかも物語的に必然性のないものを入れたんでしょうか。でもこういう技術をきちんと育てることは日本アニメ界にとっていいことだとは思います。あるいはデジタル技術によってこういうアニメーションもやりやすくなっているのでしょうか。今回のは単純にコンピュータで縮尺させていっただけには見えない作画だったのでちょっと気になったのですが。
同一レイアウトの多様や長尺使用の演出もいいですね。印象的でありながら、作業の効率化や質の向上も見込める。もちろん視聴者を退屈させないようにキャラに演技をさせる技術が必要ですが。
電車の外側から社内を写す構図で透過でガラスに映り行く景色を描くっていうのも、デジタル時代ならではなんでしょうか。今の現場は一体どうなっているんでしょうかね
今ちょっともう一度見ながら描いてるんですけど、右側の本は綿矢りさ蹴りたい背中だったんですね。
んで、Bパートのあの沈黙の演出ですが、あーいうのは好きデス。あの「いつ動き出すんだ?」っていう緊張感がたまらないデスね。
しかし、なに?この最後のデレ展開!! そんなに萌えさせてなにが楽しい?!
カーディガンの匂いを嗅げよ、キョン! このインポ野郎! タマなしが! 女子と相合傘で下校か! チクショウ! チクショウ!