音楽と生活とオタク

なぜ、オタクの人は音楽嗜好が微妙なのか。
とはいえ、自分もオタクだし、18の頃に必死に変えてなければ、自分もそうだったと思う(そうかなぁ。でもここまで極端にはなってなかったか)。
で、自分は何を聴くかというと・・・・・・最近CDを買ってません。
うわあ。
でも、持ってるものを書くと、中村一義とかbonnie pinkとかBjorkとかradioheadとかBeckとかAutechreとかそーいうのなので・・・・・・ねえ、SNOOZER読みかよ! という2chあたりなら叩かれるかスルーされそうなカンジがまた底の浅さを醸し出していてぼくはぼくが好きです(ぷ
が、一番好きなのは、もう活動休止してしまったのですが、pre-schoolっつーバンドです。
しかし本当になぜこのバンドは人気がなかったんだろうか。
「(音楽以外の)何か」を表現するバンドやシンガーソングライターとかが多い世の中(特に日本では)で、「音楽」そのものをやれる数少ないバンドだったよ。
そして何より「POP」だった。
あまりにもPOP過ぎて「POPNESS」と言おうものならPOPさが失われてしまうくらいPOPだった。
リーダーの古平竜也も「プリ・スクールは「ポップ」という言葉の響きそのものだ」と言っていたし。
ちなみに最初に聞いた曲は「MANHOOD-MAN」。
この曲を聴いて最初に思ったことが「(ディストーションのかかった)エレクトリックギターを、初めて100%容認することが出来た」だった。
芹野のギターは自分の中で最高です。
つーか、本当にこのバンドは5人がバラバラで、でもこれ以上ないくらいに合っていて、それがすべて計算された上でなされている知的なものと感じつつ、非常に感覚的で暴力的で・・・・・・なんというか、本当に奇跡のようなバンドだったと思う。


またタイトルと合ってないな・・・・・・
ところで、KEY(エロゲー/ギャルゲー)の折戸氏の曲とかみんな好きですよね。個人的にはそれだったら曲は麻枝氏の作る曲の方が好きだし、戸越氏の作曲編曲の方が好きなんですよ。でも、世の中は「鳥の詩」の方が好きらしい。押し並べて。
これはなんなんだろーなー。といつも思う。エヴァンゲリオンでも、ぼくはリアルタイムで見てて大好きだったけど、OPテーマの「残酷な天使のテーゼ」はどうも違うと思っていて、でもみんなは大好きみたいな、そういう状況。
編曲者もアニメ用とそうでないのは意識して分けてるんだろうなと感じるが。例えば、refrainというエヴァ関連のCDがあるんだけど、編曲者は同じなのに、このCD用に作編曲された曲とそうでない曲はまるで違う。「幸せは罪の匂い」という曲なんかは、劇中で使われる曲ではないため、一聴するとアニメ臭い曲という風にそんなに思わないけど、「普通の曲」と併せて聴くと「あぁ、やっぱりアニメ用に作られた曲(アレンジ含め)なのだなあ」と思うワケです。(ちなみに-refrain-は最初買う気なかったのだけれど「希望の空へ」という曲のあまりの出来の良さに、やむにやまれず買ってしまいました。この曲は、すべての楽器が曲のグルーヴに貢献している素晴らしいアレンジですよ)


あと、押井守はなんで川井憲二をずーっと使ってるんですかねえ。
宮崎の久石譲もだけど・・・・・・コッチはまだマシな気がする。ていうか、千と千尋の主題歌(久石じゃないけど)は良かった。


とにかく、エロゲーの主題歌とかをI'veみたいなのをやめて、アコギ一本で慎ましく歌えってことですよ。ウソだけど。
そこまでしなくてもいいから、ボーズオブカナダにボーカルを乗っけたようなのがあってもいいじゃないかと、言いたいわけですよ。
無茶ですかそうですか。