コイル

電脳コイル終わりましたね。
素晴らしい作品でした。
後半、多少説明台詞が多すぎたところはありましたが、それを補って余りある物語でありました。
ヤサコの父親になにもないことはないだろ、と思っていたら本当に「切り札」として出て来ました。
デンスケも泣けました。
個人的に評価したいのは、イサコが安易に「友達」にならないところですかね。
最後まで友達かどうかわからない。友達というのがわからない。
世の中「人は変われる」とも「人は変わらない」とも言います。どっちだよと突っ込みたくなりますが、要は変われる部分もあれば変わらない部分もあるということで、またそれにも個人差があるという話です。全部変われるわけはないし、全部変わるわけはありません。
そういうわけで、イサコは変わりつつも変わらなかった、変わらなかったけれども変われたわけですね。
そういう落としどころにブレがなかったのが個人的に高評価なわけデス。


もちろん、不満点もいくつもありますが(伏線を回収しきれてないとか、もうちょっと時間をかけて丁寧に見せるところがあったはずだとか、まあよーするに尺足りてないだろ系の不満が主でしょう)個人的に残念だったのはフミエをもうちょっと生かして欲しかったところですね! フミエ好き(萌えではない)としては!


磯光雄監督やすばらしい原画陣の皆さん本当にお疲れ様でした。